中川正浩(なかがわ まさひろ)
ギタリスト(ジャズギタリスト)
1962年北九州市生れ。福岡市在住。 中学生の頃ジャズギターを始め、高校2年の時、小倉のジャズ喫茶「アベベ」にて飛び入りで演奏しミュージシャンとしてのキャリアをスタートする。
大学在学中は福岡市内のライブハウスで活動。卒業後渡米し、バリー・ハリス主宰の伝説のジャズ・ワークショップ「ジャズ・カルチャル・シアター」で数々のセッションを通じ研鑽を積む。
帰国後、東京に活動の場を移しレギュラー・グループを組み、吉祥寺「SOMETIME」、新宿「J」、「ピットイン」などに出演。4年間の活動をへて九州にもどりその後数度にわたり渡米。
1996年よりニューヨークのビレッジにあるクラブ「スモールズ」を拠点に、本格的なミュージシャンとしてブルックリン、フィラデルフィアなどの近郊都市で演奏し多数のプロフェッショナルのジャズミュージシャンと交流しながら、異色の日本人ギタリストとして活動。
そのストレートアヘッドなスタイルからグラント・グリーンの名にちなんで"マサ・グリーン"と呼ばれて親しまれる。ギル・コギンス(p)をはじめバリー・ハリス(p)、ジョージ・コリガン(p)、リッチー・グッド(b)、ピーター・バーンスタイン(g)、その他数え切れないほど多数のミュージシャンと共演。
1999年に帰国後は福岡市在住で年1回、渡米し現地の第一線で活動している音楽家とレコーディングを重ね、9枚のCDを作成、この活動のやり方は日本人では初であろう。また、2008年より、レコーディングメンバーを東京を経由せず、直接、福岡に招聘し九州発信で中央に演奏に行く活動も続けている。2013年秋のツアーで第8回目を迎える。現在、自身最後の10作目のCD制作にあたり、常にたゆまぬ研鑽を続ける、孤高のジャズギタリスト。
経歴
- 1999年帰国、福岡市を中心に活動。
- 2000年、ニューヨークでのレコーディングによるファーストアルバム「That's Old Fashioned」をリリース。
- 2002年12月にはセカンドアルバム「The Pig Bone」をリリース。
- 2004年、ニューヨークにて録音したオルガントリオによるサードアルバム「The Man Is True Guitarist Now」をリリース。
- 2006年、4枚目となるニューヨーク録音のアルバム「Tribute」をリリース。亡き母をはじめ交流のあったジャズミュージシャンへの追悼盤で渾身のプレイとなっている。
- 2007年、ニューヨークにて新進気鋭のオルガニストJARED・GOLDを起用し5枚目のアルバム「THE SUPER V」を録音。12月リリース。
- 2008年3月上旬、NYでのレコーディング・メンバーとツアー決行。
- 2008年「スイングジャーナル」人気ジャズメン投票第20位。(ギター)。
- 2009年〜2010年、毎年3月、NYでのレコーディング・メンバーと全国ツアー。
- 2010年1月、NY録音6枚目のアルバム「BLUES.DECADE」をリリース。
- 2010年、NY録音7枚目のアルバム「The 7th」をピアノのタルド・ハマー氏と行いリリース。
- 2011年 NYでのレコーディングメンバー、Jared Gold(org)Quincy Davis(ds)らとツアー。
- 2012年1月、Tardo Hammer(p)Tal Ronen(b)とのNY録音8枚目のアルバム「Octave」をリリース。
- 2012年4月、Tardo Hammer(p)とデュオでツアー。
- 2012年11月、Tardo Hammer(p)とデュオでツアー。
- 2012年11月、Tardo Hammer(p)Dezron Douglas(b)とのNY録音9枚目の「RIICHI」をリリース。
- 2013年11月、Tardo Hammer(p)Dezron Douglas(b)と九州ツアー予定。
- 2015年4月、 Tardo Hammer(p)Dezron Douglas(b)Neal Smith(ds)とのNY録音10枚目のアルバム「FINAL
ATTACK」をリリースと同時に同録音メンバーでツアー。
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中川正浩CD(全てNYのメンバーと現地録音)
- 2000年 (1)That's Old Fashioned
- 2004年 (3)The Man Is True Jazz Guitarist Now
- 2012年 (9)Riichi
- 2015年(10)FINAL ATTACK